Japanese as a Heritage Language
継承語としての日本語
プリンストンコース
プリンストンコース小学部 Elementary School Division
対象
年齢相当、またはそれに近い「生活言語」を獲得していること、すなわち日本語で会話ができ、教師の指示が理解できること。
プリンストンコース1年生(定員15名)
学齢は小学一年生。
プリンストンコース小低(複式学級・適宜クラス分けを行う)
小学校2年生以上で、原則として、小学1年修了と同等の日本語・国語力があること。
プリンストンコース小中(複式学級・適宜クラス分けを行う)
プリンストンコース小高(複式学級・適宜クラス分けを行う)
小学部の目標 Goal
プリンストンコース小学部を修了時点で、小学校高学年と同等の日本語・国語力・思考力をつけること。
<小学部の授業内容>
・選択(12:00AM〜12:45PM)算数 (学齢別選択授業)
・1校時(1:00PM〜1:45PM)文字/漢字と言葉 (国語のクラスと同じ) 国語の単元に沿った漢字と言葉の学習をする。適宜、繰り返し学習も行う。
・2校時(1:45PM 〜 2:30PM)国語の時間 (1年生以外は習熟度別グループ)個々の児童のニーズにあった国語のクラスで勉強する。 国語教科書「みんなと学ぶ」(学校図書)や「新しい国語」(東京書籍)より単元を精選し、読む、書く、聞く、話す、の基本的なことを総合的に学習する。
・3校時(2:45PM〜3:30PM)国語の時間 (2校時の続き)2校時に引き続き、国語の教科書や副教材なども使用して学習をする。学習内容のアウトプットを中心に作文の指導なども行う。
・4校時(3:35PM〜4:15PM)総合の時間 (学齢別グループ)学齢に応じたハンズオン体験、調べ学習、研究発表などを通して、日本語の総合的な力を身につける。
プリンストンコース中高部 Middle & High School Division
(複式学級・適宜クラス分けを行う)
対象
学齢は中学生と高校生で、プリンストンコース小学部修了と同等以上の日本語・国語力があること。
目標 Goal
「生活言語」から「学習言語」へ。児童生徒が日常生活以外の状況で年齢相応の自分の考えや意見を日本語で自信を持って伝えられる。コースの修了時には、College Boardが実施するAPで5または4を獲得できる程度の日本語力をつける。
<中高部低学年①②の授業内容>
・選択(11:50AM〜12:35PM)数学
・1校時(1:00PM〜1:40PM)学級活動(始業)漢字と語彙の時間 主に読み教材にでる漢字の習得・復習。
・2校時(1:45PM 〜 2:30PM)国語の時間(1)読み教材を軸に読む、書く、聞く、話す力を総合的につける。
・3校時(2:45PM〜 3:30PM)国語の時間(2)(1)の続き。内容を理解し、批判的に内容を捉え、自分なりの解釈をする。単元によってはプロジェクトへ発展させる。
・4校時(3:35PM〜4:20PM)表現指導 読み教材または時事問題や歴史資料などを中心に話し合いをし、それをもとにした作文に取り組む。
<中高部高学年③の授業内容>(現地校学齢9年生以上対象)
・選択(11:50AM〜12:35PM)数学
・1校時〜3校時(1:00PM〜3:30PM)国語 (上記中高部低学年①②も参照)
・4校時:(3:35PM〜4:20PM)国語、または日本史*(年間16回)/日本文化*(年間11回)(*は高等部と合同授業)
国語:
国語教科書以外に、外国語として日本語を学習する中〜上級者向け教材や一般紙などから様々なテーマを取り上げる。日本語特有の表現法に着目し、読解力と語彙力を強化する。現地校でも培ってきた知的要素を基に自分自身の教材の解釈を表現し、プロジェクトや発表につなげる。
日本史:
文科省教科書を軸とし、宗教・芸術・生活文化を含む文化史や日米関係史なども随時取り扱い、現地校世界史との整合性を取る。
日本文化 :文化人類学的な観点から、言語、慣習、価値観や社会現象など、毎回具体的なトピックに関する資料を読み、米国在住期間の長い生徒と日本在住期間の長い生徒が意見交換することでの発展性も狙う。
そのほか:
(選択)AP Japanese受験対策コース(現地校G9以上の生徒対象)